Carpe diem -ツインソウルへの考察-

暫定ツインソウルの2人がそれぞれ感じていることを書き連ねます。

覚悟なき者は去れ

ツインソウルとはやっかいだ。

出会わない方が普通の幸せを手にできると思う。

それは重々承知している。

でも知ってしまったからにはもう普通ではいられないのだ。

前にも書いたが、私たちは恋人ではない。お互い独身で自由の身だ。

今日、何故か結婚する覚悟はあるのかと問われた。私はあると答えた。

苦しいことの方が多いかもしれないが、私には覚悟がある。根拠は1mmも無い。

そして再び問われる。浮気もするかもしれないんだよ、と。

ん?

何を言っているのだろうと頭の回転の遅い私は戸惑い、徐々に動悸がしてきた。

嫌だ嫌だ嫌だ!嫌に決まっている。もし許せたとしても、それが前提としてあると言われれば否定する。私はマザーテレサではない。憧れはあるが。

神様は私を試しているのかもしれない。ツインソウル(暫定)という彼を使って。

私に乗り越えなさいと言っているのか、それとも手放しなさいと言っているのか。

 

私は束縛をしない。されるのが嫌いだし、そもそも魂は自由だ。

きっといつかの前世で監獄に入れられて出ることができないまま一生を終えたのではないかと思っている。

だからと言って浮気を肯定はできない。

と、書いている自分が何だろう、臭うぞ、嘘くさい。

まず、浮気って言葉がおどろおどろしい。

今まで私は浮気をされたことがないという平和ボケした人間だ。実際知らないだけじゃないかという意見は置いておいて。だから私にとって浮気というのは机上の空論で直面してみないと正直わからない。誰かを悲しくさせることになるのなら私はしたくないけど。

浮気=セックスと定義したとして、確かにたかがセックスとも言える。

男性には子孫を残したいという本能があるからしょうがないって世間一般で言われるけどその言い訳なんかださい。

セックスはスポーツだ!と公言する人がいたが、それはもう1周回ってさわやかだ。

私にとって魂が通わないセックスにもう意味はない。ツインソウルに出会ってそう感じた。

もっと深いところに辿り着きたいのだ。

ツインソウルに出会えばもう余白がない。少なくとも私には。今まで散々思ってきた、もっといい人がいるかもしれない、その逃げ道がなくなった。

自分の理解できる範疇を超えているから、それは違うと結論付けて終わらせる。それもツインソウルに出会ってからできなくなった。

私にとっては超超超超無茶苦茶だと思える彼の理論(浮気なんてかわいいもの)も、否定せず一旦受け入れてみることにした。それがきっと私の視野を拡げることになるのだろう。

まあ、彼には私の声はあまり聞こえていないようだが…。

 

私の魂は今この身に宿っている。この身体はいつか朽ちる。

そしてまた別の誰かとして生まれる。

私がすべきことは、今ここにあるこの私を懸命に生きること。

魂を成長させるため。いつか宇宙とひとつになるため。

 

あなたの言葉の真意を辿るよりも、もっとたいせつなものがある。

言葉は表面的、決して万能ではない。

されど生身の身体を持った不完全な人間だからこそ、必要なものでもある。

三次元の私たちには、抱きしめあうこと、愛の言葉も必要。

だからこそ私たちには、この耳や声や、肌の柔らかさや温もり、唇、舌、瞳がある。

あなたを感じるために。

 

魂は繋がっていても、この手は、あなたの肌に、触れたいのです。

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今日久しぶりに10km走った。上記の件で悶々としていたのもある。

が、それよりも初のフルマラソンまで2ヶ月を切っているのだ。

焦る。体調不良や天候不良、毎日往復3時間以上の通勤、そんなものを盾にして私は走ることから逃げていた。

走っている時は3キロだろうが苦しい。そんな私が42.195キロ走れるのだろうか。全くもって未知の世界である。けど走り終えた先に自分が何を感じるのか、それが知りたい。

それはツインソウルに対しても同じかもしれない。ただ知りたい、どう感じるのか、純粋に。

走るか、倒れるか、その覚悟だ。完走できなければ、私は手放す。

苦しみの中であなたのことを想った。走ることで浄化され、くたくたになった身体と共にそこに残ったのはあなたへ愛。

ツインソウルという言葉に私自身縛られていたのではないかと思う。

 

忘れていた、とてもたいせつなこと

星空は美しいこと

走った後に飲むアクエリアスが世界一おいしいと感じること

台風が残していった風が心地良いこと

この星空を見せてあげたいと思う人がいること

ツインソウルがいなくたって、私は今を生きている

 

大量の汗が台風の残風に冷やされていく。

星空に混ざった、上海から大阪へ向かう飛行機を見送る。

 

私は問う。

「あなたには覚悟はあるのですか。」

                                                                          hoco