Carpe diem -ツインソウルへの考察-

暫定ツインソウルの2人がそれぞれ感じていることを書き連ねます。

2018-01-01から1年間の記事一覧

プルコギ、マッコリ、シンラツの行方

「一緒に居ても楽しくない。あなたは特別ではない。帰って婚活でもすればいい。」 ソウルの良く晴れた初夏の香りのする日曜日。ランチのプルコギとチヂミとマッコリを前にして、愛する男にそう言われている。一体、今、何が起きているのか。 ……時間差!巨石…

マラソン、マインツ、ツインソウル

私は大雪の中、黒い合羽を着た男を追いかけ走っている。走る男の後姿に必死に喰らいつく。雪だか汗だかわからないもので全身びしょ濡れになってその男を追いかけまわしている。街のショーウィンドウに映り込んだ女の顔は紅潮し髪の毛が貼りつき、息が上がっ…

ロッベン、マインツ、ツインソウル

温かいコーヒーが空中に流れだしながら、紙コップは宙を舞っている。私の投げたそれはまるでスローモーションのようにゆっくりと白い床に落ち大きな茶色いシミを作った。ドイツ、マインツ駅。2月の土曜日の午後、パン屋さんの前でその事件は起きた。隣の花屋…

ソウル日記②

セックス90%の女。 彼にとって私はそうであるらしい。 Chungmuro駅近くのカフェで面と向かって言われた。正直過ぎるのは罪だ。 まあ胃がんの告知に比べればかわいいもの、だ。 相対的に考えればいいのだ。人生で言われたくなかった言葉ベスト10くらいには入…

ソウル日記 ①

「こっちを見ないで。目を合わせないで。喋りたくない。」 冷酷な目でそんなことを言われる。冗談ではないことは私にも分かる。 2017年末、私たちはソウルのローカルな食堂で肉が焼けるのを待っている。 目を合わせないよう外の寒さなどを思ってみたりして心…